2023年 お気に入り
年末を迎えました。新しいサイトの立上げを初めとしていろいろなことがあっという間に過ぎ去りました。恒例により本年のお気に入りを蝶、昆虫、鳥の順で紹介しますのでご覧下さい。
みなさま、どうぞ良いお年をお迎えください。
(1)蝶
① ギフチョウ 相模原市 4月
まだ、花が殆どない山頂で出会いを求めて飛び回るギフチョウ
② ツマキチョウ 川崎市 4月上旬
オオアラセイトウの群落上を飛ぶツマキチョウのオス
③ ミヤマチャバネセセリ 川崎市 4月下旬
多摩川に出現した初々しいミヤマチャバネセセリ。翅の外縁の毛がきれいに揃っている
④ ギンイチモンジセセリ 川崎市 4月下旬
ミヤマチャバネセセリとセットのように出現。飛び続けてなかなかとまらない困りもの
⑤ ミヤマカラスアゲハ 4月下旬 八王子市
レンゲツツジの周りで追いかけ合うオス。発生時期がどんどん早まっている
⑥ カラスアゲハ 相模原市 5月上旬
しっとりとした青緑、ハルジオンに飛来
⑦ ウスバシロチョウ 八王子市 5月上旬
初夏を感じさせる風物詩
⑧ アオバセセリ 八王子市 5月上旬
近くでは少なくなってしまい遠足を余儀なくされるが一年に一度はみたいセセリ
⑨ クモマツマキチョウ 長野県大町市 5月上旬
遠征しても見られる保証はないが季節になるといろいろやりくりして行ってみたくなる
⑩ ウラゴマダラシジミ 日野市 5月下旬
羽化して間もないメス。翅を開閉して乾かしていた
⑪ オオミドリシジミ 平塚市 6月上旬
近くでは激減し遠足を強いられる。新鮮個体ではないが背景の雰囲気は悪くない
⑫ クジャクチョウ 長野県諏訪郡 8月下旬
夏の蝶のしめくくりに毎年訪れる長野県の山、花とのコラボが特に美しい。ゴマナに飛来
⑬ シータテハ 長野県諏訪郡 8月下旬
マツムシソウは多くの蝶の御用達。昨年はキベリタテハまで飛来し吸蜜していた
⑭ ツバメシジミ 川崎市 10月上旬
湿地のミゾソバで吸蜜する。このシジミの特徴がよくわかるアングル
⑮ アオスジアゲハ 川崎市 10月上旬
このなんとも言えない形、配色、躍動感!
⑯ ムラサキシジミ 川崎市 11月下旬
蝶が少なくなる季節に越冬準備組のムラサキシジミが日光浴。その美しさに圧倒される
(2)その他の昆虫
① クロハネシロヒゲナガ 川崎市 4月下旬
長すぎるヒゲのバランスに苦心しながら下草の間を飛び回る金粉まみれの奇妙な蛾
② タマムシ 川崎市 8月上旬
木が伐られたあとなどに集まってくる。子供の頃の憧れの虫の一つ
③ ミドリセイボウ 川崎市 8月上旬
他の特定のハチに寄生する「寄生蜂」と呼ばれるグループ。この異常ともいえる美しさ!
④ ホシホウジャク 川崎市 11月上旬
昼に活動するホシホウジャク。種々の花を訪れホバリングしながら口吻を延ばして吸蜜
(3)鳥
① コイカル 川崎市 1月上旬
新年の2日からさいさきよく珍しいらしいコイカルに出会えた
② メジロ 東京都 2月下旬
梅祭りが催されいてるなか群れで飛来しては吸蜜し花見客の目を楽しませる
③ コサギ 川崎市(多摩川) 12月上旬
いきなり始まった2羽のコサギのケンカ。ジュラシックパークを彷彿とさせる
④ カオグロガビチョウ 川崎市(多摩川) 12月上旬
初めて見た、ガングロならぬカオグロ。トリオ・ザ・タヌキ?
⑤ タヒバリ 川崎市(多摩川) 12月上旬
初めて見たセキレイの一種。動作と飛び方はセキレイそのもの
⑥ ハクセキレイ 川崎市(多摩川) 12月上旬
水際のみならず町中にも進出して圧倒的にセキレイの中では数が多い
⑦ セグロセキレイ 川崎市(多摩川) 12月上旬
撮ったときはハクセキレイかと思った。飛んでいると見分けがつきにくいが確かに違う
⑧ カワセミ 川崎市(多摩川) 12月上旬
「さあ、飛ぶぞ!」と構えの姿勢。構造色により青~緑に変化する羽が美しい
⑨ カンムリカイツブリ 川崎市(多摩川) 12月上旬
上品な感じだが潜りが得意。潜るととんでもなく離れたところから顔を出し驚くことも
⑩ カイツブリ 川崎市(多摩川) 12月上旬
オオバンの群れの中で捕えた魚を横取りされまいとしてスタコラ水上を「走って」逃げる
⑪ キセキレイ 川崎市(多摩川) 12月下旬
全体にくすんだ色調のなかで映える差し色のような黄
⑫ コガモ 川崎市(多摩川) 12月下旬
普段は殆ど見えないが飛ぶといきなり全容が現れる緑に輝く「翼鏡」
⑬ ハジロカイツブリ 川崎市(多摩川) 12月下旬
カイツブリかと思いきや、眼が赤い別種
⑭ マガモ 川崎市(多摩川) 12月下旬
水上で羽をばたつかせの青紫に輝く翼鏡全体が見えた瞬間
蝶の写真は確かに逸品揃いで、どれか一つとは決められませんが、その他の昆虫では、ミドリセイボウが圧巻のように感じます。こんな昆虫が日本にいるとは!
来年も期待しています。
コメントありがとうございます。
ミドリセイボウは確かに、ここまで美しくなければならない理由がどこかにあるのかと不思議です。姿だけでなく、生態も興味深く、他の特定のハチに寄生する「寄生蜂」という仲間であり、「寄生」というと負のイメージを抱きがちですが、このハチはこうしなければ生きてゆけません。それらを含めて近々記事を上げるつもりですのでお楽しみに!