生田緑地 花見散歩

久しぶりに生田緑地を訪れ散策しました。

トップはネジバナ。この季節、芝生によくニュッと伸びている20cmくらいの雑草扱いされる花で余り気にとめる人もいないだろう。ところが近づいてよく見ると小さな一つ一つの花は歴とした「ラン」の顔をしている。芝生でよく見られるのは共生する菌に関係するらしくその菌のお陰で発芽したり、花を咲かせたりするという。それにしてもランと名がつけば野生のものでもシュンラン(春蘭)、セッコク(石斛)、サギソウ(鷺草)だそこそこ気高そうな名前がついているのにネジバナとはなんとも情緒がない。昔はずっと厚遇されてモヂズリとも呼ばれていたのだが、百人一首に出てくる「みちのくのしのぶもぢずり誰ゆゑに乱れそめにしわれならなくに」の「もぢずり」は福島県信夫地方で作られていた乱れ模様の摺り衣(すりごろも)のことで、このネジバナはその乱れた咲き方から「モヂズリ」とも呼ばれたとのこと。どう見てもこの方が格調が高いような気がする。

↓ 実は、ネジバナに飛来する蝶がいないか探していたのだが鳴かず飛ばずだった (スジグロシロチョウ アーカイブ 生田緑地 2024年6月25日)

因みに、このネジバナは右巻(伸びてゆく進行方向に時計回り)でトップの2画像は左巻。両方あるようだ

↓ ドクダミ。割ときつい香がするが毒があるわけではなく、飲んだことはないがドクダミ茶などは健康飲料

↓ ガクアジサイ。いわゆるアジサイは大味な感じ(見た目ですよ)がして好きではないが、このデリケートなガクアジサイに季節を感じる

↓ 花壇にモンシロチョウが飛来。オミナエシ?園芸植物につき名前不詳

↓ スジグロシロチョウ。花はコニファー? 同上園芸植物

 

コメントする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

アップロードファイルの最大サイズ: 10 MB。 画像 をアップロードできます。 ここにファイルをドロップ