二ヶ領用水散歩 カワウほか
1月最後の日曜日、昼近くに陽が差してきたので裏の多摩川から二ヶ領用水を散歩しました。
裏の多摩川、上河原堰から二ヶ領用水のお決まりの散歩コース。上河原堰のハヤブサはお留守というか来ていない、カモ・カイツブリ・カワウたちも距離が遠く撮影できず、二ヶ領に回ったが多摩川と違って用水だと近距離で撮影できるのはありがたい。トップはカワウのアップ。美しい碧眼(虹彩部)と鱗のような羽はいつも目を惹く。
鵜で思い出すのが「鵜飼」、その内容はなかなか興味深くまた少し可哀想ではあるが、ひょっとすると鳥と人間がWIN-WINの関係なのかも知れない(※)。以下はウィキペディアの抜粋。尚、鵜飼に使われるのはこのカワウではなくウミウとのこと。
「鵜飼漁をする人を鵜使いまたは鵜匠(うしょう・うじょう)と呼ぶ。小船を用いた一般的な鵜飼においては、1人の鵜匠が5羽から10羽程度のウを一度に操る。鵜飼いでは、平底の小船の舳先で焚かれるかがり火が、照明のほかにアユを驚かせる役割を担っている。かがり火の光に驚き、動きが活発になったアユは、鱗がかがり火の光に反射することでウに捕えられる。ウののどには紐が巻かれており、ある大きさ以上のアユは完全に飲み込むことができなくなっており、鵜匠はそれを吐き出させて漁獲とする。紐の巻き加減によって漁獲するアユの大きさを決め、それより小さいアユはウの胃に入る」
※ WIN-WIN:鵜飼については鵜が天敵に襲われることもないだろうからそう思ったが、調べてみると現実的にはこの大食漢は漁業被害問題を日本のみならず諸外国でも引き起こしていて駆除やあれこれ繁殖抑制対策が計られているもののあまり効果はないらしい。もっともカワウからすれば、ヒトの漁業により被害を受けているということになるのだろう。カモと違ってカワウの羽は防水性・保温性が余りなくこの結果浮力も少ないため水中での素速い動きが可能になる反面、体温維持のためにより多くの餌が必要になるらしい。天敵は?というと数が少ない猛禽程度であり実際のところかなり無敵状態のようだ。
⇒ 動画 さかんに潜水するカワウたち 上河原堰
↓ 最近の記事でカモ類の翼鏡(普段全体が見えない羽の青~緑の部分)比較をした際に漏れていたカルガモの翼鏡
⇒ 翼鏡に関する記事 ⇒ 多摩川 マガモ翼鏡
↓ キセキレイ。数は少ないので出会えると嬉しくなる
↓ ダイサギ。身近なサギ類にコサギ、チュウサギ、ダイサギ に加えてチュウダイサギというのもいる、小・中・大・中大らしい。蝶の命名も割といい加減(シー(C)タテハ・エル(L)タテハほか)なのが少なくないが、鳥も同様らしい・・・