再チャレンジ ウラゴマダラシジミ
先日の記事では到着時刻が遅すぎたため落ち着きがなく飛び回るだけだったウラゴマダラシジミに再チャレンジです。 mats
今回は早朝に現地に着くことができたので、きっと下草にとまっていると思い探したものの一向に見つかりません。結果論ですがどうやら早朝にこだわりすぎて6:30というのは早すぎたようで、2時間ほど経過して「空振り」の焦りと懸念が湧き出した頃、まさに目の前の下草で這い上がって開翅しているメスが目に飛び込んできました。なんと上品な色調! 発生時期を読み損なったとばかり思っていたのですがこのメスは羽化して時間が経っていないようでしきりに翅を開いたり閉じたりを繰り返しています。どうやら発生時期にはかなりの幅があるようで今でもこんな新鮮な個体が混じっていることがわかりました。30分ほどゆっくり撮影して次に動画を撮っているといきなり飛びたって2メートルほど上の葉にとまりました。 ⇒ 動画 ウラゴマダラシジミの開翅と飛びたち
この開翅の写真はまさに狙っていたそのものズバリなのですが、実はこれとは別にもう一つ、前回撮り残していたものがありました ??? それは、水分を求めてアワフキムシの泡に飛来しているウラゴマダラシジミを紹介しましたが、泡の中にいるアワフキムシそのものです。泡を取り去るといとも簡単に正体を現わし、それも丁度幼虫から脱皮して羽化したてのグッドタイミングでこちらの目的も達成できました。めでたし、めでたし・・・
⇒ 参考 蝶百科図鑑 ウラゴマダラシジミ
↓ 翅の縁毛が乱れていないことからも新鮮な個体であることがわかる
飛びたって樹上に移動して再び開翅
↓ 前回に撮影した水分補給のため泡に飛来するウラゴマダラ
↓ 泡を取り払うと出てきた羽化直後と思われるアワフキムシ。正確な種類はわかりません