微妙な色合い ウラゴマダラシジミ
久し振りに晴れたので多摩川上流の森に足を伸ばしたところ季節の蝶、ウラゴマダラシジミに会えました。 mats
東海が5月半ばには梅雨入りなのに関東甲信は?雨がちな日が続いていたのに今度は晴れ間が続きます。以前ほど明快に「梅雨入り宣言」などと言わなくなって久しい(もっとも宣言されたからといって、だからどうだという要素はほとんど何もない意味のない宣言ですが)のも読みが外れる展開が多かったためでしょうか? ウラゴマダラシジミ、いわゆるゼフィルスと呼ばれる仲間では大型です。ゴマダラ?ゴマダレじゃなくてゴマダラ・・・「胡麻(ごま)」の「斑(まだら)」で「ごままだら」、つづまって「ゴマダラ」となったらしく、ゴマダラxxxという名前の蝶を含む昆虫は枚挙にいとまがありません:ゴマダラチョウ、アカボシゴマダラ、ゴマダラヒトリ(蛾)、ゴマダラカミキリ等々、これがアザラシになると「胡麻班(ごまふ)アザラシ」になるのがややこしい・・・閑話休題、このウラゴマダラシジミの裏は確かに白地に黒のゴマを散らしたような模様ですが表の青紫色と白、それを縁取る濃灰色のバランスはなかなか微妙です。そしてこのニュアンスは直射日光に当たっているより薄曇り或は日陰の方がしっとりとした輝きが増して魅力的です。上が日陰で、下は直射日光に当たって色合いが変わっています。
参考 蝶百科図鑑 ウラゴマダラシジミ
↑ 裏のゴマダラ模様、表の白い部分が薄く透けて美しい ↓ 飛翔(日陰)