ウグイスの伝統
裏の多摩川でウグイスの鳴声が聞こえだしたのは3月だと思いますが前年幼い頃に聞き覚えた伝統の歌声を思いだしながら練習を重ね連休のころにはきれいに鳴くようになると言われているのですが・・・
なにしろオスが美しく鳴くということは、メスへのアピール、及び自らの縄張りの主張という存在意義にかかわる重要な要素で生活がかかっている。最近、裏の多摩川もすっかり木々の葉が生い茂り声はすれども姿を見つけることが難しくなったのでトップは4月にいつもの散歩道で撮影した練習中のオスのウグイス。
このところ気になるのは、ウグイスの上達がストップしていて、「ホ-ホケキョ(語尾下がり)」ではなく「ホーホキョキッ(語尾上がり)」にしか聞こえない。そして隣の縄張りの別オスも同じ「ホーホキョキッ」で右へ倣えか左へ倣えか知らないが同じ歌声を披露している。練習開始から2ヶ月程度は「ぐぜり鳴き」という言葉で各種の下手くそな鳴き方が総称されているがもう5月も終ろうとしているのにこれでいいのか? 大きなお世話ではあるものの伝統を大事にしてほしいものだ。
「ホーホキョキッ」の動画(といっても鳥がどこかわからないので動画の鳴声だけお聴きください。また、前後のウグイスの間に雑音みたいな奇妙な鳴声が入いっていて、動画の末尾に単独でその妙な鳴声ーこれもすぐ前の茂みの中にいるはずの鳥が見えないので音のみーを動画内で継いでいます)
この妙な声の持ち主(鳥)については後日記事を上げます。
⇒ 動画 ウグイスの「ホーホキョキッ」
⇒ 動画 「ホーホキョキッ」から「ホーホケキョ」への進化 (アーカイブ 横浜市 6月下旬) 練習中にガビチョウが競って鳴き出して邪魔するのでじれて混乱しながらも「ホーホケキョ」に進化しつつある。あと1ヶ月先のタイミングなので多摩川も心配することないのかな??