雲間褄黄蝶(クモマツマキチョウ) 飛翔 信州遠征②
高山蝶クモマツマキチョウの続き、今回は飛翔に挑戦です。
単に移動のための飛翔はあっという間に通り過ぎるのに対して、訪花目的の飛翔は到着点も予想がつくので比較的撮影はしやすい。花に近くづくとともに減速し、ゼンマイ式の口吻が伸びてきてなかなか迫力があって好きなシーンだ。岩の割れ目に根を張り、器用に咲いているスミレはクモツキ(クモマツマキチョウの愛称)のお気に入りのようで一定のコースで何度も飛来してくれたので撮影にあたって心の準備ができラッキーであった。こんなところまでスミレの種を運んでくれたアリンコ(恐らく風で飛ばされたのではないだろう。スミレの種にはアリを惹きつける物質が含まれていて、アリに巣に持って帰ってもらいスミレの繁殖に貢献させているらしい。なんと巧みな・・・)に感謝したくなった。
まだ、メスが発生しかけくらいのタイミング(5月14日)であり、食草のミヤマハタザオが咲いていれば好んで飛来するが、まだちらほら咲き出しているくらいであったので訪花の大半はこの時点で咲き誇っているスミレであった。
↓ 食草のミヤマハタザオで吸蜜するオス (アーカイブ 長野県 6月上旬)
↓ 期待感を持ちながら飛来しているのだろうか?
↓ その2
↓ その3
↓ 次の2画像はセット
↓ 上の画像とセット
↓ 2頭もつれる ⇒ 動画(うるさめのBGMは川の流れ) クモマツマキチョウ2頭
↓ 移動中の飛翔 (アーカイブ 長野県 5月上旬) 冒頭の「単に移動のための飛翔はあっという間に通り過ぎる」タイプ。撮影者泣かせ・・・