里山 春の蝶たち トラフシジミほか
横浜の里山までちょっと足を伸ばして春探しをしました。
好天に恵まれた里山の散歩道、わきの低木の葉上に濃青の金属光沢をちらりと見せてとまっているのはトラフシジミ春型。名前の由来の翅裏の虎斑(とらふ)模様は夏型になると不明瞭になってくる。あまり多くない蝶なのでラッキーだった。尚、里山とは「集落、人里に隣接した結果、人間の影響を受けた生態系が存在する山をいう」(ウィキペディア)。
散歩している内に期待していたコツバメ、ミヤマセセリも現われてくれた。
↓ コツバメ。色・模様とも渋すぎる翅裏。表は鈍く濃青に輝くものの飛んだ時しか見えず今日は撮れなかった
↓ この季節ならではのコナラの新緑が美しい
↓ 里山の散歩道。さえずり修行中のウグイスの声が聞こえている
↓ 林縁部の日影に咲くイチリンソウ
↓ ミヤマセセリ。開翅して日光浴中、年に一度この時期だけに現われる
↓ タチツボスミレで吸蜜するミヤマセセリ
写真の遊歩道は雰囲気がありますね。うららかな春の日差しの下、鳥の声が聞こえ、足元には野の花が咲き誇り、珍しい蝶も翔んでいる。里山、いいですねー。
里山で連想するのは、オオムラサキ、カブトムシ・クワガタ・・
一昔前はあちこちにあった里山は数を減らしこれらの昆虫たちも見ることすらだんだん珍しくなってきています。里山散歩はやはり春が一番気持ちいいですね。