生田緑地 ホシホウジャク
季節の風物詩、年中行事ということで生田緑地の湿地帯にホシホウジャクを見に行きました。
花に向かって急接近しているホシホウジャク。昼行性のスズメガで活発に花から花へと飛び回り、花の前に近づくとホバリング状態で、或いは花の中に頭を半分突っ込んで吸蜜する。花に潜り込まれると全身が見えないし、いかにも不格好なので花に近づいた瞬間を狙うとゼンマイ型の口吻も伸びていて迫力が出る・・・と理屈でわかってはいても実際には相当速いのでスポーツ感覚でたくさん撮ってピンボケを量産している。
↓ 行く先は咲き誇っているともにピンクのツリフネソウとミゾソバのうちの前者ツリフネソウ。ミゾソバに来ている姿は見たことがない。ミゾソバは小さすぎて面倒なのかもしれない
↓ それにしても、奇妙な形態のツリフネソウ。花の横に見える種が入っている鞘は熟して大きくなると猛烈な勢いではじけて種を四方八方に飛ばす。湿地帯に生育するので種を持って帰ってもなかなか家での栽培は困難。もう少し小型のキツリフネというのもよく見かける
↓ 花に近づくとゼンマイが伸びてくる
↓ あと0.2~3秒も遅いと花に潜り込んでしまう
↓ もちろん、ツリフネソウ以外でも吸蜜する。ホバリングしながら器用に口吻をニチニチソウの小さな穴に差し込んでいる (アーカイブ 2022年10月11日 生田緑地)
↓ 一方、こちらはじ仲間のオオスカシバ。ホバリングが苦手でいつも脚を花に掛けながら吸蜜する (アーカイブ 2024年8月26日 多摩川中野島)