サンテーズ攻略 DALF C1
今回の話題はフランス語にパピヨネスクして(「いきなり他の話題に蝶のように飛ぶ」という勝手な定義)、フランス語を勉強している方々が越えなければならない難関:「サンテーズ」の話題です。DALF C1 というのは日本で言うところの「仏検1級」等の語学資格の等級で、日本特有の仏検とは違いDALFというのはフランスの国民教育省が全世界で実施しているより格式の高い資格試験です。20代後半でベルギーに駐在になりゼロから始めたフランス語でしたがある程度話せるようになったのにも拘わらず、数年後に帰国した後は縁がなくなりました。
随分間を置いて再度真面目に勉強再開したのは十数年前、日仏学院に通うようになり、仏検1級をクリアした後に学院が推奨するDALF受検を思い立ちました。DALFには2等級ありまず最初はC1というレベル、それをクリアするとC2という最高位の資格(資格要件を読むと並のフランス人以上のようにも読み取れる・・・・)になるのですが、C1の準備をするに当たって「サンテーズ」が障壁でした。
2つ或いは3つのテキストから自分の意見を入れずに内容を総合して大体220語程度で纏めるというのが主旨で、余り日本では馴染みがない組み立てを求められるのですがイマイチ、ぴんと来ない。試験対策本を見てもさっぱりわけが分らない・・・受験対策で様々な課題で練習してもとても制限時間内に纏まらず書き切れない・・・実際に多くの受験生がこのサンテーズの壁を越えられないようだし、仏人の先生でさえ、サンテーズを教えるのは苦手と言う方が少なくありません・・・
前置きが長くなりましたが、結果的には、「試験としてのサンテーズは別に難しくはない、機械的に纏めれば少なくとも最低6~7割くらいの評価はもらえる。実は、もともと日常生活でみんな頭の中でサンテーズをして仕事、或いは自分の行動を決めているのだし、また、サンテーズには数学と違い正解というのはないのだからかなり自由に書ける」という結論に至りました。
それというのも、受験が迫り切羽詰まった状況で何度も練習を繰り返す内に編み出した「日本語脳的なある程度機械的な纏め方のコツ」を身に付けることによりなんら不安感がなくなり、時間内(通常1.5時間程度。突き詰めればこいつは時間との勝負といって良い)に書き終えられるようになりました。実際、初受験のC1でもサンテーズは問題なく纏まり、その他の課題も含めて一発で合格しました(その上のC2は残念ながら初回はダメで2回目で合格)。
コツとは言え、実際には割と簡単な考え方 + ある種のテク でクリアできるのです。
うーん、「DALFC1 サンテーズ教室」でも開いてみようか??? ご興味ある方いませんか???
↓ 課題例 A + B ⇒ サンテーズ (仏人の先生の添削済)
↓ サンテーズ