多摩川 トランセクト調査再開

年初より痛みだしたアキレス腱、春に部分断裂が判明して数ヶ月休んでいた多摩川トランセクト調査を再開しました。

トランセクト調査とは:英国を本部とするEuropean Butterfly Monitoring Scheme - eBMS という市民参加型の蝶のモニタリングプロジェクトがある。日本もこれに参加していて日本チョウ類保全協会が元締めとなっていて担当区域の一定のコースを定期的に歩いてその間に見つけた蝶の種類と頭数を記録するという地道な調査活動。多摩川中野島の土手沿い約1.5キロの区間の指定コースが担当。昨年から地区担当の先輩お二人の調査に追加参入している。

トップは調査経路上のキアゲハ。キバナコスモスで吸蜜している。調査は一定の速度で歩きながらの記録を要求されるのであまりひっかかってはいられず数ショットだけ撮影。前回、4月末にやって以来なので約5ヶ月の空白であったが猛暑の時期を外れた再開となり助かった。前夜は調布花火大会(9月20日)で、土手には「河原に降りるな」のロープがまだものものしい。毎年の事ながら午後を過ぎると中野島駅周辺はなんとなく殺気立ってくるので買い物も早めに済ますのだがスーパー(サミット)も混雑と店内アナウンスが続き何事か?といった様相を呈している。

調査は、風が出たせいか余り蝶は出てこず、一時間くらいで14種、68頭の記録となった。昨年の同じ頃の記録を見ると16種、262頭との記録なので種類はほぼ同じでも頭数が随分違う。イチモンジセセリとキタテハが圧倒的に多いのには変わりがなかった。

↓ 経路中。カラムシ葉を餃子のように巻いているアカタテハの幼虫。開くと中に幼虫がいるのだがそっとしておいてやろう

↓ ロープが昨夜の混雑を物語る土手。調査の開始は土手の下の繁った獣道状の小径を下る

↓ ついでに前夜自宅バルコニーからの花火。向かいの棟が視界を遮るので尺玉クラスしかよく見えない。そもそも花火に対する情熱はなくなって無常観が先立ってしまうのだが、音がするからまあ、ちょっと見るかくらいの気分にこのところ落ち着いた。以前は友人を招いて向かいの棟の知合いに玄関を開けて貰い上層階の階段室から全貌を見て悦に入った後に呑会を開催していたこともあった。今や無精になってこれで充分

↓ 同上

↓ 向かいの棟からだとこんな感じ、あ~10年前か、まだ花火好きな頃 (アーカイブ 2015年8月22日)

 

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