ギフチョウ 2025

春の蝶として最も人気が高いのはギフチョウ、蝶の中では「スプリング・エフェメラル」(春に出てきて短期間で姿を消す儚い生物の総称。英:ephemeral 仏:éphémère)の代表格です。

トップは山頂のギフチョウ、花がないので今回は無粋な赤土にベタリととまった画像のみ。吸水、或いはミネラル補給しているわけではない。

昨年は天候が安定せず迷っている内に行き損なった神奈川県内の山、本日4月9日は迷わずに向かった。4月に入ってからの冷え込みのせいでギフチョウの発生時期はさっぱり掴めなかったのだが、この2~3日ちらほらと目撃情報が出てきたのでこの先の天気予報をも考慮して今日しかないと決めた(昨年はその後、長野の白馬村まで遠征した怪我の巧妙でギフチョウに加えてヒメギフチョウも撮影できた)。

天候は申し分ないが、登山口に着いて気になるのはアキレス腱。昨年クリスマスの首痛に始まり、左腰、右腰と痛みは移動し積み重なり悲惨な正月を過ごしてそれらがほぼ落ち着いた1月7日から突然アキレス腱が腫れて痛み出した。以来3ヶ月間、整形・整体に通いながら漸く痛みはなくなりほぼ普通に歩けるようになったので、小さいとは言え今回のプチ登山はリハビリの完成検査の様相を呈する。或いは、登山を断念して、登山口のサクラその他の花に蝶が飛来するのを狙うオプションもあるにはある。

↓ 尾根径を行く。このあたりは平坦なのだが最後の上りは結構きつい

↓ 山頂に集まる習性(オス・メスの出逢の場らしい)があるとはいうものの、3頭の出たてのオスがいた内の2頭がなぜか絡み合う

↓ ああっ、鱗粉がはげる! と心配してしまうがそんなことはもちろんお構いなし

↓ けっ! オスだったか!! と言ってるかどうかはわからないがすぐに離れて共に飛立った

↓ 山頂には貧弱な数株のスミレ以外に花はなかった。登山道のミツバツツジは満開を遠く過ぎていた。吸蜜はどこで? 普通に考えると登山口周辺の可能性が高いのだが・・・相手となるメスはまだ出ていない、蜜を吸うべき花はない、従い頂上でオスたちが飛び回る意味は殆どないのでは?

↓ その他の蝶1 ミヤマセセリ

↓ その他の蝶2 ヒオドシチョウ 越冬しているので鱗粉は落ち、翅の縁部は擦り切れ痛々しい

↓ アキレス腱は痛まず頂上まで行って撮影、無事下山・・ということで駅での一人ミニ祝勝会

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