夏の〆 ③ 花たち
標高が1700~1800m程度のお花畑、湿原では年間を通じると150種程度の山野草が見られるらしく、今回は明らかに夏の花の最盛期は過ぎてはいたもののそれでも数十種の花を見ることができました。
橙が目立つのはフシグロセンノウ、ナデシコの仲間で日本固有種。白いキクはゴマナ。ともによく蝶が飛来する、特にフシグロセンノウは黒系のアゲハが訪花しているのをよく見かける。
↓ 花も蝶も傷んでいるが、フシグロセンノウに飛来するミヤマカラスアゲハの夏型オス、随分大きい
↓ レンゲショウマ。キンポウゲの仲間で直径3~4cmで下向きに咲いているのが多いのでワンパタンな画像になりがち
↓ アケボノソウ(湿原)。アップで見るとひとつひとつの花になかなか味わいがある
↓ エゾリンドウで吸蜜するキアゲハ(湿原)。盛りは過ぎているがエゾリンドウは湿原を埋め尽くすほど多い
↓ ハクサンフウロで吸蜜するイチモンジセセリ。整腸、下痢止め用薬剤の原料として使用されるゲンノショウコ(白い)と同じ仲間だがハクサンフウロは高山植物
↓ マツムシソウ
↓ 湿原の様子。無人・・花も極少