すみながし には振られなかった
前の記事は、「あいのみどり に振られた」でしたが、タテハチョウのなかで一番好きなスミナガシには暖かく迎えられました。
今年は蝶たちの発生時期が例年に比べやたらに早いうえに、また、個体数も少なくなにやら不穏な毎日を過ごしていたので例年より二週間早めてボーズ(釣用語でエモノなし、今年はもう出家状態)覚悟で山登りをしてみた。スミナガシ・・数あるタテハチョウのなかで最も好きなタテハ。美しいだけでなくネーミングの「墨流し」というのも粋なことこのうえない。なんとなく相性のいい蝶であることも好きな理由の一つ。
相性の証し:長野県上高地に3日行ったところ3日間とも雨、しょぼくれて帰る途中の乗換駅新島々でいきなり現われ足にとまった新鮮なスミナガシ
(アーカイブ 2008年8月9日 長野県)
山頂付近、いたいた!新鮮なスミナガシ、夕刻でいくつかの個体がテリトリーを巡って追いかけ合う姿も見られる。近くを飛び回られるとオオムラサキだと重量級につき「バサバサ!」だがやや軽いので「パサパサッ」と軽快な翅音が聞こえる。ダメモトで登ってきて良かったと満足感に浸りながら薄暗くなって活動が終るまでの約1時間を観察と撮影で楽しんだ。
↓ 青緑の翅、碧眼、そして赤い口吻(この角度だと残念ながら見えない)
↓ 口吻が赤いのはわかるが・・・
↓ やはり口吻は見えない
↓ スミナガシの撮影課題の三点セット:青緑の翅・碧眼・赤い口吻 でもなかなか揃わない。珍しくそれが揃うと・・・背景が悪かったりする。次回はもう少しうまく撮ろう!・・ということできりがない
アーカイブ(2016年5月22日 奥多摩)