でかい! テントウムシ 番外
ハイム内の遊歩道で見つけた特大のテントウムシの話題です。 mats
ハイム内の遊歩道生垣の葉上に初めて見る特大のテントウムシがいました。体長はよく見るナナホシテントウの1.5倍くらいで11~12mm。調べてみるとハラグロオオテントウという名前でまだこの地域では珍しいらしく従来西日本に生息していたのが温暖化に伴い北上し、首都圏でも稀に見られるようになってきているとのこと(撮影8月上旬)。大きいテントウムシというと多摩川でも時折見かけるカメノコテントウを思い浮かべましたが、こちらも負けず劣らずで日本最大のテントウムシの座を争っているようです。
クワの木に発生する「クワキジラミ」の幼虫を食することから通常はクワの木で見つかるテントウムシですが付近にクワはないような気がするので、不思議? 因みにテントウムシは、「天道虫」で、枝などの先に登っていって行き場がなくなると飛び立つ習性があるため、「お天道様に飛んで行った」としてテントウムシと呼ばれるのですが、海外では、「Ladybug/Ladybird」(英)、「Coccinelle」(仏)と呼ばれて、ともに幸運の象徴とされています。
2番目は裏の多摩川で見つけたカメノコテントウ、これも大きいので出会う度にハッとします。もちろんカメノコはその模様「亀の甲」からきています。一番下がハイム内でも、多摩川でもよくみかけるナナホシテントウです。
↓ カメノコテントウ 多摩川中野島 4月中旬
ミカン類の害虫であるカイガラムシを食べることから、テントウムシを生態系に影響を及ぼさない理想的な「生物農薬」として利用することが実用化しています。ただ困ったことに、この「農薬」は飛んで逃げてしまうので、品種改良(?)により飛べなくする、或いは物理的方法(接着剤で翅を固定!但し、あとではがすことができる糊)で一時的に飛べなくする等、それなりに苦労はあるようです。
↓ よく見るナナホシテントウ 多摩川中野島 10月初旬
ハラグロオオテントウ!おもわず吹いてしまいました。
落語家の「腹黒」といわれている方を連想してしまいました。
気の毒な名前ですね。
「お天道様」勉強になりました。
こんにちは、
ちょっとつまんでひっくり返して裏を見ると文字通り、腹部は
ほとんど黒です。表を見てると性格が悪いというよりなんとなく
トンマな印象を受けますが、可愛いものです。
「天に向かって」 飛ぶときはいつも、「見つかった!逃げろ!」
といった感じでアタフタと上り詰めた挙げ句に行き場を失って
大慌てで飛びたつのですごく滑稽。世界で愛されるわけです!