森林公園散歩 春爛漫
数日前にコツバメが訪れていたアンズの花は散り、春はどんどん進行してまさに「爛漫」・・・ mats
ちょっと「春めいてきた」かと思った後にしばらく寒の戻りはあったもののどんどん季節は進行しています。秋にも「秋めいてきた」という言葉があるのに加えて「秋が深まる」と言いますが・・・
なぜか「春が深まる」とは言いません。おそらく春にはポジティブな明るいイメージしか浮かばないから? それではなにか適切な言葉はないか・・・「春がふくらむ」ではいかが? 私の感覚ではピッタリなのですが、「それじゃ破裂して夏になるの?」、「春がふくらんで蝶の数がふえたって言う?」などと突っ込まれそうで日本語も難しい・・・閑話休題、今回、コツバメはヤマブキを訪れていました。なぜか葉や花にとまっているだけで吸蜜している姿はついに見られず、しかも逆光でしか撮らせてくれませんでした。ひょっとすると単にこの空間が好きなだけかも知れません。そのあと別のところで見つけたコツバメは花が咲いていないノバラの葉上でしたが、その周囲を飛び回ってはまた戻ってとまるというのを繰り返していたのでこちらも好みのテリトリーだったのでしょう。
↓ コツバメ。ノバラの葉上
コツバメがとまっているノバラのすぐ横にある木の茂みでずっとさえずっていたウグイスがひょっこりと姿が見える位置に出てきてくれました。この時期、あちこちでウグイスの鳴声は聞こえてきますが運が良くないとその姿を見ることはできません。まださえずりはへたくそで修行中の身であることは確かですが、時間の経過と共にみんな独学ながら上達して同じような節回しできれいに鳴くようになるのは不思議です。ウグイスとツクツクホーシ(蝉)の鳴声を聞くといつもこの疑問が頭をよぎるのですが、それぞれに個性があってバラエティーに飛んだ歌を聴かせてくれたらもっと楽しいのにとも・・・
↓ ウグイス 鳴声の割には姿は極めて地味な鳥
横の池では、いつものようにカワセミがさかんに漁を繰り返しています。何度か飛び込んだ後にしばらくの間、池に突き出た枝にとまって羽繕い(はづくろい)をしていました。 ⇒ 動画 カワセミの羽繕い
↓ 飛び込んだ直後に浮上、エモノをくわえてないので残念ながら漁は失敗