多摩川散歩 外来植物と蝶たち
雨かと思いきや晴れた日曜日、裏の多摩川を散歩したところ花の様子が随分変わっていました。 mats
河川敷を大きく支配しているのは2つの花:上のヒメアカタテハがとまっている紫のアレチハナガサと、下のモンキチョウがとまっている濃い黄色+赤と派手なハルシャギクです。どちらかというと蝶たちが一般的に好むのはアレチハナガサのようで、ハルシャギクでの吸蜜はあまり見かけません。ちょっと気になって河川敷を植物に注意して歩いたところほかに花が咲いていたのは、アカバナユウゲショウ(3番目の写真)、キバナコスモス(最下段)でした。うーん、これって・・・
アレチハナガサ(南米原産)、ハルシャギク(北米原産)、アカバナユウゲショウ(南米~北米南部原産)、キバナコスモス(メキシコ原産)と全て外来植物でした。ここまで勢力が大きくなると、外来植物が河川の在来植物の生育を妨げる云々といった議論はなんとなく空虚に響きます。最愛の蝶たちもせっせと、これら外来植物の勢力拡大の一翼をになっていることになります。
参考 蝶百科図鑑 ヒメアカタテハ モンキチョウ 記事 多摩川外来植物図鑑
↑ ハルシャギクで吸蜜するモンキチョウ ↓ アレチハナガサの海、ハルシャギクも見える
↓ アカバナユウゲショウ(南米~北米南部原産)
↓ キバナコスモス(メキシコ原産)