輝く宝石 ミドリシジミ

ハンノキ林の妖精、ミドリシジミは埼玉県では県の蝶に指定されています。ちょっと足を伸ばして同県の荒川沿いの森林公園で妖精たちを観察してきました。 mats

もう5月も終り・・・宣言もなくなった「入梅」の定義は怪しげとなりましたが、そこそこの天気に恵まれたこの週末、土日連続で埼玉の森林公園に足を伸ばしました。日曜は相棒のHenk氏と一緒です。前夜に撮影に行こうと決めて寝ると必ず朝の3時頃に目覚めます。小学生の「遠足症候群」、進歩・成長のなさには我ながら笑います。さて、目的地の森林に到着したのは7時前、ハンノキ林の小径を歩き始めると既に薄日が差していた下草にミドリシジミがとまっています。眺めているうちに僅かに明るくなるとゆっくりと閉じていた翅を誇らしげに開き輝く緑を見せてくれました。緑に輝くのはオスです。

2枚目はメス、褐色の地に青とオレンジの斑が入ってますがAB型と呼ばれるタイプです。褐色のみのO型、オレンジ斑のみ入るA型、青斑のみ入るB型、そして写真のようなオレンジ+青の斑が入るAB型があります。このメスは陽が当たらないためか翅を閉じたままで開かず待つこと30分、いっこうに開く様子がないので一緒に観察していた同好の方がLED懐中電灯で照らしたところ徐々に開翅しメス、それも貴重なAB型と判明し、やった!

   参考 蝶百科図鑑 ミドリシジミ

  ↓ メス AB型

  ↓ オス 半開き

  ↓ 開いてくれないと地味なシジミチョウ

 

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輝く宝石 ミドリシジミ” に対して4件のコメントがあります。

  1. モク より:

    遠征お疲れさまでした。
    今日は生田緑地でもミドリシジミが観察できましたが撮影には至りませんでした(残念)。
    明日以降の撮影機会を期待しています。
    LED懐中電灯が必携でしょうかね(笑)

  2. mats より:

    モクさん
    生田緑地でも出たのですね! 撮影できなかったのは残念でした。LED懐中電灯の効果は実証済みで特に曇天の時には必携ですよ~(私のは建築の仕事で使っているかなり強烈なタイプ)。ミドリシジミにしたって開いて減るものでもなし、みんなが喜ぶのだからそれくらいサービスしてくれてもいいような気がします。こんなことを言うと「不自然かつ不謹慎な!」と怒られるかも知れませんが・・・

  3. ヒメオオ より:

    埼玉県遠征お疲れ様でした。
    時間がかかったものの
    雌AB型の美麗個体が無事開翅したので
    一安心しました。

  4. mats より:

    ヒメオオさん
    訪問いただきありがとうございます。過日はミドリシジミの観察ご一緒いただき楽しい時間を過ごさせていただきました。あれだけ長時間気をもたせたあげくにゆっくりと自慢の翅を披露するとは、あのメス、なかなか心憎い演出をしてくれたものです。廻りの方々にも声をかけて皆さん息を呑みながらもシャッターを切り他では得がたいハッピーな雰囲気に包まれましたね。「ヒメオオの寄り道」のホームページを拝見しましたがすばらしい画像の数々に圧倒されました。また、近々どちらかのフィールドでお目に掛かりましょう!

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