多摩川 ナヨクサフジ降臨
多摩川土手、河川敷に薄紫色のマメ科植物、ナヨクサフジがあちこちに咲き出しています。
アブラナにとまったベニシジミがナヨクサフジの紫と草の緑を背景に吸蜜している。ナヨクサフジはヨーロッパ原産の帰化植物でこれから一気に勢力を増して土手、河川敷が薄紫に覆われる日も近いだろう。しばらくするとやはり紫の花をつけ1-2mにもなるアレチハナガサ(南米原産)も秋いっぱいまで大勢力となる。感覚的には、土手、河川敷の植物の8割方は帰化植物という気がする。
↓ ナヨクサフジに覆われる河川敷(アーカイブ 中野島 5月中旬)
↓ このマメ科のナヨクサフジは蝶たちのご用達で様々な種類が訪れる。ツマグロヒョウモン(オス)
↓ ナヨクサフジの開花に合わせるように発生、一気に数を増やすのはヒメウラナミジャノメ。ナヨクサフジやススキ類の草原を歩くと頻繁に足元から飛び出すようになってくる(食草はカヤ・ススキ類)
↓ 同 裏
↓ 印象的な「蛇ノ目(ジャノメ)」のアップ。青藍色の鱗粉が散らばっているのがわかる