夏の〆 入笠山(3) クジャクチョウ
入笠山の3回目です。
マツムシソウにクジャクチョウ、この取り合せは私の中では夏の終りの象徴とでもいうイメージがある。ロープウェイ山頂駅、標高1780m周辺のお花畑、気温も25度と多摩川沿いの自宅周辺より10度ほど低かったのでそれほど汗もかかずに撮影を楽しめた。クジャクチョウを初めて見たのは高校生の部活、生物研究部の夏の実習(実際のところは昆虫採集が主体。そのほかにバドミントン部にも属していたので羽関係に執着癖があるようだ)でおとずれた長野県美ヶ原の王ヶ頭のお花畑で見たのが初めてで、ある意味衝撃、こんな美しい蝶がいるのか?! 麓の三城石切場というところから登りついたお花畑での出逢いであった。登り口では、これも人生初のアイノミドリシジミの金緑色の飛翔、目の前での開翅を見て、こんな美しい蝶がいるのか?!・・こればっかりですが・・・というのもこの日だった。若いころは感激することが結構頻繁にあったようだ。
思い出話はさておき、このクジャクチョウは陽が差さないと飛んでくれないし、花にとまってもなかなか後翅の目玉まで見せてくれず前2つで終わることが多い。4つ見えるタイミングを狙ってシャッターを押す。
↓ 翅をとじていると愛想のない翅が破れたボロボロの黒い蝶にしか見えない
↓ 4つ目(眼状紋と呼ばれる)が見えた瞬間
以下、アーカイブから:
↓ マツムシソウの群落を飛ぶクジャクチョウ、まさにパラダイス
↓ フランス、ヴェルサイユ宮殿のプチ・トリアノンの庭園。緯度が高いので平地でも見られる別亜種(アーカイブ 2008年7月20日)
↓ 今回撮れなかった飛翔 (アーカイブ 2020年8月21日 入笠山)
↓ 四つ目 ノコンギクで吸蜜 (アーカイブ 2019年9月2日 入笠山)
↓ 四つ目 サラシナショウマで吸蜜 (アーカイブ 2022年8月26日 入笠山)
↓ 四つ目 地面や床板で開翅するときれいに見せてくれることが多い (アーカイブ 2022年8月26日 入笠山)