多摩川 紅化・青化するシジミたち ベニシジミほか
毎年のこととは言え、気温が下がり蝶の数も減ってきて寂しい思いがつのってきますがその中で小さな楽しみを見つけようと探します・・・
ヤマトシジミのメス、普段はべったりと濃灰色の地味な翅が11~12月の低温気になると、青藍色の鱗粉を散らして青化したいわゆる「アオメス」と呼ばれる個体が時折混じってくる。これはこの季節の少ない楽しみの一つで個体差があり見事に青藍が拡がったメスを見つけると幸福感に満たされる(極めて安上がり、オメデトーではある)。
↓ 普段のメスは地味な濃灰色(ただ、この個体も僅かに青藍の鱗粉が見られる。10月の撮影)
↓ 一方、ベニシジミも夏にベニとは言えないほど黒化していたのが晩秋には紅葉のように燃える橙が復活したのちに力尽きる
↓ 夏のベニシジミ。極端な黒化個体(アーカイブ 2021年8月21日 多摩川中野島)
↓ ウラナミシジミ、まだまだ新鮮な個体も見られる(11月3日の撮影 多摩川中野島)
↓ 同メス(11月3日の撮影 多摩川中野島)