本年最後のトランセクト調査

11月も終わりそうなので本年最後のトランセクト調査を行いました。

快晴、気温も22度と条件はよかったが明らかに蝶の数は少ない。多摩川沿いの担当区域では1時間くらいの間に記録したのは7種類、40頭くらいの蝶でありこれも師走を迎えるとさらに激減するはず。そんな中で小さな楽しみは紅葉ならぬベニシジミの煌めく橙色。早春の燃える橙色は夏に向かって黒化して晩秋に再度輝きを増して初冬に力尽きる。越冬は成虫の蝶ではなく幼虫の形態で行って、翌春に蝶が羽化するという世代の交代を繰り返す。

↓ コセンダンで吸蜜。まだまだ新鮮な個体 コンセンダンの花は蝶には人気・・・

↓ 夏の黒化の激しい個体 (アーカイブ 2021年8月21日 多摩川)

↓ ヤマトシジミは個体数もまだ多く新鮮なのも混じっている

↓ 傷みが激しいウラナミシジミ

↓ 上河原堰周辺で工事が始まっている。嫌な予感。蝶も鳥も壊滅的打撃を受けそう・・・

↓ 蝶には人気のコセンダン。ただしその種はヒトには最悪。今日は覚悟して長靴(靴の中に入るときわめて始末が悪い)にしたが藪に分け入るので下半身の衣類にはべったりと付着。調査終了後に土手に座り込んで泣きながら物理的に一つ一つ取るしかないのだが、抜き取っても先端の「返し」部分が衣類内部に残りチクチクも残る

↓ 先端のこの返し! モリを撃ち込まれに行くようなもの。引っ張ったってこの部分は抜けるわけがない・・・

↓ この惨状・・・

 

 

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