幻のハヤシミドリ

今年に入って、ミドリシジミ系のオスの緑の輝きをなんということかまだ見ていません。

・・・ということで昨年はオスの煌めく金緑色を堪能したハヤシミドリを求めて(人の名前に非ず、ハヤシミドリシジミという蝶)、久しぶりにプチ登山をした。なにせアキレス腱の部分断裂を抱えており医師からは「治療法はないのでだましだまし・・」言われていたりするので、右左ともトレッキングストック使用でゆっくり「だましだまし」登る。

昨年より一週間早いので発生しているかどうかが心配ではあった。頂上に着くと既にお一人同好者がいて3日前に発生を確認したがあまりいい写真が撮れなかったので再トライで来たとのことで期待が盛り上がった。天気は問題なし、というかいささか暑すぎるかも、といった状況。これまでの経験則からは16:00頃から飛び始めるので、今か今かと目をこらしたのだが・・・

ムラサキシジミばかり元気よくあちこちで飛び回り待ち人来たらずのまま時間が経過する。途中で一度だけ我々の目の前から後方に飛び去ったオス1頭を目撃した以外は姿を見ることができないまま日暮れが近づく。いったいどうなったのやら理由は皆目不明。トップはカシワの葉上で開翅するムラサキシジミのオス。申し訳ないけどオマエじゃないんだよ!いえいえ、責めてるわけではありません

↓ 頂上が好きなキアゲハはいた

↓ 制限時間いっぱい、18時が近づき撤収。「こんな日もある」と自らに言い聞かせるがこのところこればっかり。山頂はまだ明るかったが登山道は薄暗く、トボトボと下山。キビタキの声にしばし癒やされた

⇒ 林に響くキビタキの声

↓ ちょっと寂しすぎるので昨年の同地でのハヤシミドリシジミ   (アーカイブ 八王子市 2024年6月29日 17:42)

↓ 因みに朝方に下草から這い上がった姿はウルトラマリン(Favonius ultramarinus)の学名の通り、上の西日を受けた翅の輝きとは異なるしっとりとした美しさがある  (アーカイブ 八王子市 2021年6月30日 10:55)

 

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