生田緑地 タマムシほか
梅雨の晴間、近くの生田緑地を散策していたら思わぬ成果が・・・
緑地内を枡形山に向かって歩いていると先の伐採木の置き場に何かを探しているような人影ひとつ、なんだ相棒のHenk氏ではないか、行動パタンが余りに似ているので苦笑する。置き場でタマムシを見つけて写真を撮ったとのこと。喋っている内に、また、別個体と思しきタマムシが目の前を横切り奥の大木にもぐり込んでしまった。このところ、羽化不全の成虫の残骸ばかり見ていたので、正常な個体を見て少しほっとした。そこは諦めて少し移動したところの桜の幹にタマムシ(?ではないかもしれないが)の破片が光っているのを見つけた、またまた羽化不全の続きかとうんざりしたが・・・
↓ 樹の上を見ると苔むした枝の樹皮に成虫を発見、今年初めて満足な静止個体を見たことになる。この樹にはあと3頭いたので望外のエモノと相棒と共に大喜びで撮影。かつての昆虫少年二人、優に半世紀以上を経過して相も変わらず・・・
↓ このあと偶然飛んだところを撮ったのがトップ。独特のT字型の姿で飛んで遙か上の葉にとまった(逆光の飛翔)
↓ 葉上(12~13m上)
↓ 「光りもの」のついでに、すぐ近くの樹の幹に潜んでいたナガニジゴミムシダマシを紹介しよう。「構造色」と呼ばれるものでシャボンダマの薄膜の干渉と同じ原理で見る角度によって様々な色と模様に変化し地味ながらよく見るとなかなか美しい。上記のタマムシの翅も構造色ではあるがそのメカニズムは少し違っているようだ
⇒ 参考記事 「蝶のディテール ナガニジゴミムシダマシ」