蝉時雨 ヒグラシ
お盆前にヒグラシの蝉時雨を聴きに高尾山を訪れるのは年中行事になっています。
なんとなくもの悲しいヒグラシのシンフォニー。どうやらこのセミは群をなして、薄暗い方に時間と共に移動するような気がしている。登りで多く声が聞こえたところに下りでもいるかというとそうではなく違った場所で鳴いている。盆を過ぎる頃からだんだんと、悲愴な感じで鳴くツクツクボーシが増えて取って代わる。
⇒ 動画 ヒグラシのシンフォニー
↓ ヒグラシの姿は運が良くない限りなかなか見ることができない (アーカイブ 2021年8月1日 高尾山)
⇒ 動画 大きさは同じくらいだが、ヒグラシに比べるとうるさいだけの南仏のセミ (アーカイブ 2017年7月2日 アヴィニョン)
以前にも紹介したがフランス人にとってセミとは、日本人がよく言うように7年間も地中にいて地上に出たらすぐ消え去る儚い存在(ただ、7年とか3年とかどうやって観察したのかな?と疑問は残る)などという印象はまるでなく、南仏=バカンス、即ち明るくいいイメージしかないのだそうだ。確かにどこでもいる日本と違って南に行かないとセミはいない。
↓ 下山して高尾山口駅より夕焼け