ミドリセイボウの季節 寄生する蜂・される蜂
暑くなってなってくると、そろそろ・・・と気になる美しいハチ:ミドリセイボウ 飛ぶ宝石との異名を持つハチの話題です。
「飛ぶ宝石」※とも称されるミドリセイボウ(緑青蜂)、藁葺屋根などの藁筒内のヤマトルリジガバチの巣(産卵した卵と生餌のクモ)に産卵して寄生する。ヤマトルリが飛び回るすぐ傍でミドリセイボウが留守中に巣内に産卵しようと機会を窺っている。 ※ 「飛ぶ宝石」:カワセミ(鳥)にもこの別名あり
ヤマトルリジガバチの発生を確認したのは丁度10日前、そろそろ追いかけてミドリセイボウも発生しているのではないかと期待して訪れてみたところ・・・いたいた、宿主のヤマトルリジガバチのせいぜい半分くらいの体長10mm内外のミドリセイボウ、青や緑に輝き「宝石」と呼ばれるだけのことはある。ヤマトルリジガバチも青紫色に光って美しいがその天敵に比べると霞んでしまう。
⇒ 動画 ミドリセイボウ 触角の小刻みな動き、尾端から出たり入ったりする針 (アーカイブ 2023年8月8日 川崎市)
↓ ヤマトルリジガバチがせっせと巣穴に出たり入ったりしている。中で方向転換はできないので出るときはバックで出てくる
↓ ヤマトルリに比べると圧倒的に数は少ないが、巣の留守に忍び込んで卵を産み付けようと待機している
↓ 自然は無意味なことはしないはずだが、こんなに美しいのには何か理由があるのだろうか??
↓ セイボウに気を取られヤマトルリの全身像を撮り損なったのでアーカイブから(クモを巣に運搬中 川崎市 2024年7月25日)
↓ 目の前の土壁にいきなりアカボシゴマダラがとまったのでなんとなく気が抜けたがこういう背景も新鮮でいい