タメ息が出る ツバメ 番外
昨年観察していたツバメの巣、今年も生まれたばかりのヒナたちが騒いでいます。 mats
今年は地元の中野島駅の巣にツバメが戻ってきていませんが毎日通る南武線の久地駅前商店街にある巣では昨年と同じように子育て風景が見られます。このお店にはなんと3つ巣がありそのうち2つにツバメが戻っていて残りの一つは、ご主人によると昨年蛇に襲われたため巣も半分壊れたとのこと、当然ながらツバメもいません。
ところで足環を使ったある調査によると前年と同じ場所(商店街など)に戻ってくるツバメは約4割、そのまた4割が同じ巣に戻ったとのことです。さらには、同じ場所に戻ったなかで前年と同じカップルが維持されていたのは4割弱と、ツバメにはツバメの事情があるようです。本来10年以上生きる鳥であるにも拘わらず、ヘビや猛禽などの天敵のえじきになりその大半は1年も生きていないとの報告もあります。
上空を見上げるとツバメの親鳥がたくさん飛び回っていて獲物をつかまえるたびにそれぞれの巣のヒナたちに食べさせるため健気にもフル回転でエサ運びをやっています。一方、口だけやたらに目立つヒナたちときたら巣の上端に頭を並べてボケーッとしていますが、近づいてくる親鳥の気配を感じるや否や、大口を開け、首を伸ばしてエサを自分によこせとばかりピーピーと狂ったような自己主張、なんとも脳天気な雰囲気です。子と親の両方の経験を有する身としてはタメ息・・・
↓ エサをもらえなかった抗議の叫び? 親鳥はヒナ1、2、3・・を区別しているのだろうか?
↓ やたらと白い大口だけが目立ってぐーたら感が漂うが日に日に育って大きくなっている