秋の蝶への移行 ムラサキシジミ
秋の蝶への移行があちこちで見られます。 mats
市内の森林公園、ムラサキシジミが開翅して美しい青藍色を披露しています(撮影9月上旬)。この時期はあまり蝶の種類は多くなく、活動しているのは秋に出てくるウラナミシジミ、ウラギンシジミ(実は通年型ですがこの時期に目立って増える)、クロコノマチョウ(ウラギンシジミと同様)に加えて、年に何回も世代交代を繰り返す通年型の蝶たちです。ムラサキシジミも通年型ですが、特に夏の終りの頃から見かける機会が増えてくるのでハイムのアラカシの生垣でも、もうすぐ葉上で日光浴している姿が見られることでしょう。
中学1年生で蝶に興味を持ち始めた頃、家の裏の空地(殆ど死語か?)でセイタカアワダチソウの黄色い花にとまっているムラサキシジミを初めて採った時のその信じられないくらいに輝く青藍色は衝撃でした。生垣の植栽としてよく使われるアラカシ(ドングリがなる木)を幼虫時代に食す本種と、同様にマテバシイを食すムラサキツバメは、ともにこれらの食樹がハイム内も含めて公園などにたくさん植えられるようになったので身近な蝶になりました。
⇒ 参考 ハイム蝶百科図鑑 ムラサキシジミ クロコノマチョウ ムラサキツバメ
↓ 遠目にもよく目立つ輝き
↓ そばのジュズダマ(イネ科)の葉を猛烈な勢で食しているクロコノマチョウ幼虫
↓ ムラサキツバメ 後翅に尾(尾状突起)がある。多摩川久地 昨年10月下旬