梅で吸蜜 メジロ 番外
晴れた昨日の日曜日、世田谷の羽根木公園で開催中の「梅まつり」を訪れました。 mats
毎週末通っている学校の友人に羽根木公園にメジロが来ていると教えてもらったのでさっそく翌日曜のお昼時に訪れました。気温も上がり良い天気なのでお花見客もいっぱいで和やかな雰囲気(こういう感じは数年ぶり?)が漂っています。そんななか小さな群れのメジロたちが小刻みに動き回りながら梅の花で吸蜜していました。昨年は横浜の森林公園で3月下旬に吸蜜を観察したのが桜だったので今年はそれよりひと月も早く撮影できたことになります。
ところで以前にも書きましたが花札の「梅に鶯(ウグイス)」の絵柄はウグイスでもメジロでもなさそうな微妙(どちらかと言うとメジロに近い?)な鳥です。実際には梅にとまるウグイスの画像もネットで検索すると出てはくるのですがその鳴声とは裏腹にウグイスの姿は地味の極みなので、おそらく、春に先駆けて美しく咲く梅と、美声を誇るウグイスのいいとこ取りをして造り上げたイメージなのでしょう。
↑ 「でもこのクチバシでどうやって吸蜜するの?」 ⇒ 実はメジロの舌はクチバシより長く伸びてしかも先が枝分かれしているので苦もなく吸蜜、ついでに口の周りには花粉が塗りたくられます。梅が咲く頃は平均気温はまだまだ低いので虫たちに頼るわけにはいかないでしょうから梅の受粉には鳥たちの貢献が大きいように思います。ツバキの赤い花によく来て「ギャーギャー」と叫びながら吸蜜しているヒヨドリも同様な舌の構造とのこと。いずれも、吸蜜の際に口の先は花に隠れて見えないので自分の目で舌の形状を確認或いは証拠写真を撮ったことはありません、残念・・・
↓ 下からもぐり込むように・・
↓ しばし静止
↓ 枝上で器用にジャンプ
↓ 逆光気味
↓ 花札 「梅に???」
↓ ウグイス(横浜市 2月下旬)