コミスジ VS ヒゲナガ 多摩川
多摩川の河川敷でのひとこまです。 mats
裏の多摩川の河川敷でよく見かけるコミスジが開翅しています。羽化してそれほど時間の経っていない新鮮な個体です。その前に現れたのは・・・このところよく話題にのぼるヒゲナガ(クロハネシロヒゲナガ)、ヒゲが長いのでオスであることがわかります。
コミスジ:なんだ? せっかくのんびり日光浴してるのに光りながらチラチラ飛んで近づいてくるこのうざいチビスケは? それにしてもそんなにヒゲが長くっちゃまともに飛べるわけないだろ、お可哀想に・・・
ヒゲナガ:あっ、時々このあたりで見かけるカッコいい白黒のタテハチョウだ! パタパタっと羽ばたいたあとは気持ち良さそうに滑空して、随分高いところも飛んでるよな・・・こちとら翅が小さいから滑空なんかできやしない・・・それに、この重たいヒゲじゃ風に吹かれて飛ばされないよう草の間をしこしこ飛ぶしかないもんな・・・でも、このヒゲがなくっちゃ嫁探しができないし(※)・・・まあ、セラヴィーか・・・
ちょっと寂しそうなヒゲナガでした。
※ オスの長いヒゲにはメスの出すフェロモン(性誘引物質)を感知するアンテナ機能があるとされています。
⇒ 参考 蝶百科図鑑 コミスジ
↑ ↓ 印象的なコミスジの複眼と裏表の模様の違い