多摩川のベニシジミほか
10月もそろそろ終り、冷え込む日にはほとんど蝶の姿は見られませんが、暖かい日にはまだまだ活躍しています。 mats
土手の枯葉で日光浴しているのはベニシジミ、早春の明るい橙色から夏に黒化していた翅が晩秋に向けて橙に色づきだしています。一年に何度も世代交代する通年型の蝶には形や色が季節により変化するのがいてなんとも興味深いところです。あと1ヶ月して11月終りにはもっと明るい橙のベニシジミが登場していることでしょう。紅葉のように赤く染まったあとは成虫の蝶は寒さに耐えきれず力尽き、幼虫で越冬準備中の次世代に種の存続を託します。
⇒ 参考 蝶百科図鑑 ベニシジミ ウラナミシジミ ヤマトシジミ キタテハ ジャコウアゲハ
↓ ウラナミシジミ。かなり傷んでいるが、まだ新しい個体は出てくるはず・・・
↓ ヤマトシジミ。メスは濃灰一色で地味だが低温期には青藍色の鱗粉が散った「アオメス」が混じる
↓ キタテハ。ノコンギクで吸蜜
↓ 林縁部にいたジャコウアゲハ(メス)。まだまだ新しい個体