赤と黒 クロアゲハ
ハイムでも春以降によく見るクロアゲハ、生田緑地で赤黒の対比が強烈な姿を見せてくれました。 mats
生田緑地の戸隠不動尊跡地、参道に沿って赤く咲き誇っている逆光気味のレンゲツツジにクロアゲハが飛来していました(4月末)。レンゲツツジの蜜は有毒物質を含み、牛や馬は食べない、蜜蜂も毒に当たることがあるらしく養蜂業者はこのツツジのあるところは避けるとのことですが、クロアゲハを含めアゲハチョウたちは平気なようです。後羽に尾っぽのようなもの(尾状突起と呼ばれます。写真の個体は右側がちぎれてますが・・)がありますが、南に行くに従ってこの尾は短くなり、台湾まで行くと尾がないのが普通とのこと。実際、3月の石垣島遠征編:探蝶漫遊記で紹介した現地のクロアゲハは短尾型です。また、上の写真はオスですが、メスはオスに比較して尾状突起あたりの赤い三日月型の紋(弦月紋と呼ばれます)が目立つのですが、南方に行くと下の写真のように数も多くより派手に現われていて本当にクロアゲハか?と目を疑いました。 参考 蝶百科図鑑 クロアゲハ
ブバリアに飛来したメスのクロアゲハ。尾が短く後羽赤の弦月紋が目を引く 石垣島 2月中旬