探蝶漫遊記 ②行動開始 クロアゲハほか (石垣島遠征)

冬枯れの期間が長くなりどうしても蝶の姿が見たくなったので2月10日から13日という日程で初めて石垣島に行ってきました。台北から約270キロという石垣島では「越冬」の必要がないため蝶たちは1年中、ある意味だらだらと世代交代を繰り返しています。それでも真冬・真夏の時期は余り活動しないため、いい時期に行ったわけではありませんが気温が上がるといろんな蝶が飛び出してくるのが確認できました。何回かに亘って旅日記風に紹介していきます。 mats

到着の午後から行動開始。標高230mのバンナ岳を中心にした森林公園であるバンナ公園に向かう。最初に出会ったのはハイビスカスで吸蜜するクロアゲハのオス。ハイム周辺のものに比べると尾(尾錠突起)が明らかに短いのが印象的。石垣島のすぐ近くの竹富島では尾のないものも見られ、270Kmほど西の台湾では尾がないのが普通とのこと。

クロアゲハのメス 後羽の赤い弦月紋がやたらと派手で目立つ。この赤紋にしても、尾の短さにしてもやはり南国の香りが漂う。花はブバリア。

クロアゲハの近くにいたネッタイアカセセリ。羽を開いてくれなかったが表はハイムの周りにもいるキマダラセセリによく似ている。それにしても「ネッタイ」とはちょっと大袈裟すぎないか?沖縄遠征は昨年3月下旬に宮古島にやはり3日間ほど行ったのでこれで2回目、つてをたどり蝶、鳥に詳しい石垣在住のKさんに案内してもらうので期待が膨らむ。青空こそないものの薄日が差し、まずまずのスタートを切った。

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