夏終盤1 クジャクチョウ
8月も下旬、そろそろ夏の蝶の終盤につき年中行事のように長野県の入笠山を訪れました。 mats
週間予報がコロコロ変わりお天気が安定しないので、「いつ行くか?」でHenk氏ともども気を揉みましたがいろいろなお天気サイトで最大公約数的に良さそうな8月26日に決定、入笠山を訪れました。先日の同氏のキベリタテハの記事もご覧ください。山とは言っても頂上(1955m)まで登るわけではなく山麓駅(1050m)からゴンドラで山頂駅(1780m)まで約15分でお花畑の高度まで達っしたあとは、周辺のお花畑や近くの入笠湿原あたりを歩き回るだけ。先日、上高地の岳沢で高度差約700m程度を登るのに膝がつりかけた身としては大変ありがたい次第・・・って、なんだかちょっとなさけなし・・・ 懸案のお天気は山麓は晴れていて、見上げた山頂辺りは雲に覆われてはいますがそれほど厚い雲ではない、という微妙な状況でした。山頂駅に着いてみるとお花畑では陽が差したり、雲に覆われたり(それでも僅かな温度の上下は肌で感じます)の変化により明らかに蝶の挙動は異なりました。曇ると一部を除いて姿を消す、陽が差してくるとどこからともなく「湧いて」きます。
ともあれ、このお花畑でも個体数を増やしつつあるクジャクチョウ、翅を開いてもなかなかクジャクのような4つの眼状紋全てを見せてくれませんが(後翅の目玉はすぐ前翅に隠されてしまう)、全部揃って見えた瞬間を狙って撮っています。トップはマツムシソウで吸蜜するクジャクチョウ。
⇒ 参考 蝶百科図鑑 クジャクチョウ
↓ サラシナショウマで吸蜜
↓ ノアザミで吸蜜。背景の紫の花はエゾリンドウ
↓ 平らなところ(地面含む)でベタっと開翅することも多い(ピントは合いやすい・・・)