高尾山散歩2 オトシブミ 番外
前回に引き続いて番外編、小さな甲虫の話題です。 mats
登山道を歩いているとオトシブミの揺籃(ようらん:ゆりかご)が路上に落ちているのを見つけました。親の成虫が葉をまるで柿の葉寿司のように職人芸で折りたたみ産卵して完成させたゆりかごです。その中で孵化した幼虫はゆりかごの葉を食べて成長するのですが、種類によって「落とし文」という優雅な名の通りゆりかごを木の下に落下させるもの、ゆりかごの一部を切らないで枝に残しておくもの、大ざっぱに葉をぐるぐる巻きにしただけのものなど変化に富んでいます。
↓ ゆりかごの中を調べて見つけた小さな卵
↓ ゆりかごを枝に残すタイプ。こちらも職人芸 生田緑地 5月下旬
↓ 柿の葉寿司 新幹線のぞみ 同じく職人芸・・・
↓ 大ざっぱに葉を巻いただけタイプのゆりかご (ドロハマキチョッキリ 高尾山 5月下旬)
↓ 上記の成虫 ドロハマキチョッキリ (高尾山 5月下旬) 以前の記事:高尾山のインチワームとチョッキリ