探蝶漫遊記 ⑨幻光2種 ヤエヤマムラサキ+マルバネルリ (石垣島遠征2)
今年の2月に訪れた石垣島、余り蝶が活動しない時期であることに加えて天候も良くなかったため撮り残した蝶が少なからずありました。そこで思い立って10月中旬に再訪したので何回かに亘って紹介します。尚、前回の石垣島遠征記は3月2日~4月6日(20回)に投稿しています。 mats
バンナ公園。開張してテリトリー(自らの縄張を守るオスの基本行動)を張っているのはヤエヤマムラサキのオス。下は同じオスの白帯が出たタイプ。今回メスが撮れなかったが、通常の蝶と異なりヤエヤマムラサキはメスの方が構造色の紫が強く範囲も広いのでオスより美しい。グァムの海岸近くの草原の林縁で無数とも言えるヤエヤマムラサキを見て呆然としたのを思い出す。
バンナ公園から崎枝(島の北西部)に向かい、屋良部(やらぶ)林道で高いところにマルバネルリマダラがいた。とうとう降りてきてくれなかったので光線の角度の具合で今ひとつ色合いは出ていない。最下段は2月に来たときに同じ崎枝で羽化したばかりのマルバネルリを見つけて撮影したもの。この怪しげな光には圧倒される。
↑ 樹上。この角度では殆ど輝かない ↓ 羽化直後のマルバネルリマダラ