キクイモとツマグロヒョウモン
多摩川土手の上から眺めると今一番目立つのはキクイモの黄色い大型の花、一昨日の記事の続編です。 mats
ツマグロヒョウモンのメスが訪花していました。周辺でたくさん飛び回っているウラナミシジミは食草のクズの花、そしてアレチウリがお気に入りのようでキクイモで吸蜜する姿はまだ見たことがありません。このキクイモなんとなく土手の上から眺めていると花が太陽の方を向いているような気がして、何年か前に見た南仏プロヴァンス地方のアルル(Arles)近郊のヒマワリの絶景を思い出しました。
⇒ 参考 蝶百科図鑑 ツマグロヒョウモン
↓ 多摩川土手と河川敷のキクイモ。中野島付近
↓ 南仏 アルル近郊 こちらはヒマワリ(6月)
多摩川の土手・河川敷の景色は季節で刻々変わります。それはチョウを追っていてよくわかります。春は枯れ野にノラボウの黄色が鮮烈、次がラベンダーに見紛うナヨクサフジの紫色、そしてキクイモの黄色・・・。また、大増水の後では植物の種類も大きく変化するのに驚かされました。このキクイモは数年前まではこんなに蔓延ってはいなかったですね。
そのキクイモもこの時期はもう盛りを過ぎ、セイダカアワダチソウの黄色に置き換わっています。