探蝶漫遊記 ⑩遊ばれた アオタテハモドキ (石垣島遠征2)

今年の2月に訪れた石垣島、余り蝶が活動しない時期であることに加えて天候も良くなかったため撮り残した蝶が少なからずありました。そこで思い立って10月中旬に再訪したので何回かに亘って紹介します。尚、前回の石垣島遠征記は3月2日~4月6日(20回)に投稿しています。 mats

石垣島北西部、崎枝半島の御神崎(うがんざき:と読む)。灯台があり景色も良い観光スポット。雲が広がっていて陽が差さないと出てこない蝶なので心配したが着いてみると草原にはやや小型のタテハチョウ、アオタテハモドキがいくつも風に吹かれながらも飛び回っていた。極めて敏感でとまっているのに近づくと足音なのか震動なのか、サッと飛び立ち先の方にとまる。そっと近づく、また逃げられる、また近づく・・の繰り返しで完璧におちょくられている感がある。それにしても、なんだ、この Déjà vu な感覚は?? そうだ!ハンミョウの撮影だ!! 近づくとすぐ飛んで先にとまるの繰り返し。ただすぐに飛んで次にとまるまでの距離は圧倒的にアオタテハモドキが長いので結果的に走らされる。楽しいながらも汗だくヘトヘトの一幕ではあった。

↑ ハンミョウ 別名ミチオシエ(近づくと道を教えるかのように飛んで先にとまるという行動を繰り返す)

草原の片隅にとまっているメスをみつけ飛びながら空中の一点に止まって求愛ホバリングをしているオスがいた。随分長い間、頑張っていたが最後に諦めたのかオスは消えた。メスはオスに比べると眼状紋(目玉模様)が大きいが色は写真のような地味なタイプから青っぽいタイプまでいて個体差が大きい。

↑ 葉上にとまるメスを見つけて求愛ホバリング中のオス

↑ 地味なメス          ↓ 御神崎。この草原にアオタテハモドキが飛ぶ

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