高尾山頂上バトル スミナガシ
長かった梅雨がやっと明け遅まきながら暑い夏が到来しました。頂上でのスミナガシのオスの占有行動(テリトリーを守るため侵入した他のオスや他の蝶を追いかけ追い出す行動)が見たくなり夕方高尾山にでかけました。 mats
頂上に着くと、梅雨明け初の日曜とあって人でごったがえしていました。まだ目的のスミナガシは現れません。カシワの大木を見上げると、オオムラサキが2頭上空を滑空していますが下に降りてきそうにはありません。アカボシゴマダラ、ホソバセセリといった蝶たちの姿も見られます。そして4時になるととともにスミナガシのオス同士がもつれあって飛びだしテリトリーをめぐるバトルが始まりました。つい最近見た、アイノミドリシジミのバトルに比べると、大きいだけあって迫力があり、登山道で時折吸水している時とは違い、葉上の定位置にとまってテリトリーを見張る勇姿には風格があります 。青緑に輝く翅、深い緑の目、そしてトレードマークの赤い口吻・・・見栄えのするタテハチョウです。約1時間かれらのバトルを楽しみました。