杉谷の乱 スギタニルリシジミ
先日、ギフチョウのリベンジに行った(リベンジを果たしたとまではいきませんでしたが・・)ときのおまけです。 mats
下山したふもと、ギフチョウが飛来する桜のそばに小川が流れています。その川原で木やダンボールを燃やしたと思われるあとの炭、灰の小山にスギタニルリシジミがたむろして無心に何かを吸っていました。おそらく炭や灰に含まれるカルシウム、カリウム、ナトリウムなどを補給しているのでしょう。小石を投げ込むと驚いて一斉に飛び立ち、普段はお目にかかれない羽の表を煌(きら)めかせながらやたらめったら暴れるように飛び回ったかと思うと、また、もとの黒い小山に戻ります。よほどありがたい成分が含まれる宝の山なのでしょうね。スギタニルリシジミは多摩川土手や生田緑地にいるルリシジミより少し羽表は青紫色が濃く、羽裏も灰色が濃いことで見分けられます。食樹であるトチノキやキハダが多い低山地~山地の渓流沿いでよく見られるシジミチョウです。
↑ 驚くと慌てふためいて一斉に飛び回る。キラキラ光って美しい ↓ 普段はなかなかお目にかかれない羽の表