オーイ 降りてこいよ~ オオミドリ
ミドリシジミ類では先駆け的なオオミドリシジミ、新治市民の森で観察してきました。 mats
テリトリー(縄張り)を張るというのはオスの蝶によく見られる行動パターンです。新治市民の森では大きな空間を見渡せる樹上の葉にとまり自分の縄張りに他のオス、他の蝶、或は鳥に至るまで入ってこないか睨(にら)みをきかせています。奇妙なことには写真の下の方にもう一頭とまっているオスのことはモロ無視しているようです。凛(りん)としてなかなか精悍で格好良いのですが、如何せんとまっているところが高すぎる・・・テリトリーを張るのはオスなので蝶を上からドローンで眺められたら青緑の金属光沢が確認できるのでしょうが下からの画像では色的にはこの通り寂しいものにしかなりません。望遠を効かせてもなんとか青い翅の表が確認できる程度です(2枚目の写真)。
時間の経過と共に木漏れ日が差す場所も移るため、オス同士が追いかけ合う場所、テリトリーを張るために自らがその空間に「君臨」する場所も変わってきます。上ばかり眺めていたところ、突然オスが1頭、目の前の木の葉にとまり、慌てて撮影したために写真(3枚目)にはいくつもの不満が残ります。
参考 蝶百科図鑑 オオミドリシジミ
↑ テリトリーを張るオス ↓ 唯一、目の前に降りてきていきなり開翅したので慌てて撮影したオス
生田緑地のオオミドリシジミも確認しました(8日)。
やはり高いです。
このごろどこに行っても高いところにとまって降りてきてくれませんね。高い方が蝶としては縄張りを見張るのに都合が良いのでしょうがたまにはこちらが上から見下ろす位置にとまって開いてくれよ~と思いますね。