縮こまったコムラサキ 信州上高地遠征編②

前回の信州遠征では滞在した4日間全て雨にたたられかろうじて最終日の最後の30分ほどで姿を現わしてくれたアイノミドリシジミに助けられはしたものの、やはりそれだけでは寂しくリベンジと称して今度は信州上高地に3日間の予定で出かけたのですが・・・ mats

今日は朝から一日晴れという前日の天気予報は最初っからはずれ朝から曇り(但し、上高地は天気予報が当たらないので有名だとか・・・まるで他の地域は当たってるというように聞こえますね!)。晴れることを祈りつつ河童橋から梓川に沿って上流の明神方面に向かいました。その昔、穂高や蝶ヶ岳といった山々に登っていた頃は通過点にしか見ていなかったところですが、最近の地震であちこち崩れていて生々しい修復工事のあとが見られます。今回、上高地に生息する高山系のオオイチモンジをはじめとするいくつかの蝶の姿が見られればというのが訪問の目的でしたが、もともと時期的には半月以上遅すぎるのに加え、この天気では姿が見られる可能性はありません。明神に着いて橋のたもとでガスのかかった明神岳や周辺の木々を見回していると樹上にとまっているのはコムラサキ。天気が良ければ紫色の幻光を輝かせながら河原を飛び回り、たくさんいるとその怪しげな光りに囲まれ夢見心地になりますが残念ながら曇天下ただ葉上にとまって縮こまっています。下の幻光の写真は以前に撮影(8月上旬 南佐久)したものです。

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