多摩川 河川敷のコミスジ
お昼時の多摩川河川敷(久地付近)、コミスジが珍しくじっと葉上にとまっていました。 mats
パタパタ羽ばたいては、滑空を繰り返す気まぐれな飛び方で普通は余りじっとしていませんが近接で撮影すると複眼が印象的です。クズを初めとするマメ科植物を幼虫時代に食すので多摩川河川敷ではよく見かける蝶のひとつです。よく見ると6本あるはずの脚が4本しかないように見えますが、タテハチョウ類は前の2本が殆ど退化して折りたたまれるように体にくっついていて感覚器官としての役割を果たしており、とまったり移動したりするのは4本で事が足りているのです。
参考 蝶百科図鑑 コミスジ
水辺に進むと、なんと至るところにミニトマトが自生していて、まるで野良のトマト畑。恐る恐る口に含むと普通に甘いトマトと判明。春先には上流の中野島付近の河川敷のクレソン、セリが大量に我家の食卓に上ったのを思い出しましたがどのようなメカニズムでこんなに増えたのか不思議です。少し水かさが増せば浸かってしまう場所なのです。それにしてもいろんな食材に事欠かない・・・