平地から山頂まで キアゲハ
多摩川や生田緑地でも見かけるキアゲハ、活動の舞台は広範囲で平地~高原~2000M級の山の山頂まで及びます。 mats
天候不順のうちにあっという間に過ぎ去ってしまった今年の夏の回想シリーズです。多摩川や生田緑地で見かけるキアゲハは、クジャクチョウの飛ぶ高原、さらに2000M級の山の頂上あたりでさえも集まる傾向がありとんでもない力強さを感じるアゲハで、後翅の青・朱の色調とデザインはさながら七宝焼き(有線七宝)のような美しさがあります。トップの橙色の花はフシグロセンノウというナデシコの仲間ですが茎のフシが黒いことから名付けられていて、カラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハなど特に黒系のアゲハチョウたちがなぜか好んで訪れます(残念ながら今回は時期が遅かったのか皆無でした)。下は近所の生田緑地で見つけた羽化直後のキアゲハ、裏側もなかなか渋いことがわかりますね。
⇒ 参考 蝶百科図鑑 キアゲハ
↓ 羽化直後のキアゲハ。生田緑地(6月)