梓川沿いに咲く花たち 上高地 番外
上高地の遠征編で梓川沿いに咲く印象的な花々を忘れていたので追加します。 mats
上高地はその広さが長さ10KM、幅1KMで、標高約1500Mという割には珍しく面積が大きい平野で、高度的には山地帯と亜高山帯の境界付近に位置します。高山蝶オオイチモンジを求めて歩き回った記録を先日より何度かアップしましたが、梓川沿いに咲く可憐な花をいくつか紹介します。トップはキンポウゲの仲間のクサボタン。クルクルと反り返った薄紫の花弁に見えるのは萼(がく)です。河童橋付近の撮影で、昨年はこのクサボタンにキバネセセリ、オオゴマシジミなど多くの蝶が訪花していましたが今年はまだ咲き始めたばかりだったせいか、コチャバネセセリを時折見かけるくらいでした。
↓ 早朝の梓川。晴れた昼間の眺めも良いが、朝靄の漂う清流と名峰の佇まいは圧巻
2番目は同じくキンポウゲ科のカラマツソウ。雄しべが広がってカラマツの葉のように見えるというのが名前の由来です。河童橋付近。
3番目はこれもキンポウゲ科のキバナノヤマオダマキ。山地性の花ですが、さらに高度が高くなり高山帯の砂礫地や草地に自生するミヤマオダマキは紫色です。キバナノヤマオダマキは明神付近での撮影。
↓ 参考 ミヤマオダマキ 白馬岳(昔、学生の頃の撮影)