探蝶漫遊記 ④可憐なシジミとオバケマメ (石垣島遠征)
冬枯れの期間が長くなりどうしても蝶の姿が見たくなったので2月10日から13日という日程で初めて石垣島に行ってきました。台北から約270キロという石垣島では「越冬」の必要がないため蝶たちは1年中、ある意味だらだらと世代交代を繰り返しています。それでも真冬・真夏の時期は余り活動しないため、いい時期に行ったわけではありませんが気温が上がるといろんな蝶が飛び出してくるのが確認できました。何回かに亘って旅日記風に紹介していきます。 mats
バンナ公園で探索は続く。ヤクシマルリシジミのメスがセンダングサで吸蜜していた。あちこちで見かけるがハイム周辺にいるルリシジミよりは羽の表は色が濃い印象。オスもルリシジミに比べさらに青が濃く光沢も強いのにオスの写真を取り損ねた、残念。
裏側もルリシジミによく似ている。
なかなか可憐なシジミチョウ、ちょっと角度を変えて。ルリシジミとサツマシジミを混ぜたような上品なデザイン。
かたやこちらは世界最大、オバケみたいなマメ科植物のモダマ(藻玉)。サヤは優に1mを越えるが、種が川から海に流れ、漂流の後にまた海岸に打ち上げられた際に藻が着いていることがあることからつけられた名前らしい。