春の女神飢饉に見舞われる? ギフチョウ

そろそろ「春の女神」ギフチョウと思っていたところに寒の戻りが予想以上に長く出そびれていましたが、昨日の28日(月)は予報によると晴れそうだったので思い切って相模湖周辺の山に足を伸ばしました・・・ mats

よく晴れていたので山麓部から女神様の姿が見られるかと思いきや、なんと花が殆ど咲いてません。唯一咲いている梅がはらはらと散ってその梅では盛んにテングチョウだけが吸蜜しています。ギフチョウが例年のこの時期よく飛来する桜や桃は小さな蕾といった状態で先行きが思いやられましたが、山頂に集まる習性を信じて早々に頂上を目指しました。登山道にも咲いているはずのスミレやツツジも花は皆無でしたが途中の尾根道で1頭目撃! また、下山してきた方から「山頂に二頭飛んでましたよ」と伺ったので元気が出て山頂を目指します。ようやくついた山頂は無人で確かに2頭のギフチョウが舞っていました。陽当たりの良い頂上には貧弱なタチツボスミレが数株咲いてはいましたが蝶たちは見向きもせずひたすら追いかけ合っていて少し気温が上がると4頭に増え鬼ごっこが激しくなってきました。おそらく皆オスと思うのですが追いかけ合った挙句に地面でもつれあって(あ~、翅が傷む!! 大きなお世話ですが・・・)、オス同士なので当然しばらくすると離散します。頂上にはほかにヒオドシチョウのかなり傷んだ越冬個体、少しかすれ気味のミヤマセセリも元気に飛び回っていました。訪花する写真が撮れず残念でしたが、それでも1時間あまり蝶たちに囲まれ至福の一時を過ごしました。

それにしても、長い冬を乗り越え漸く羽化したというのにこれほど花がないのは哀れです。下山して山麓で撮影していた方に伺うと一部斜面に咲いていたスミレに飛来したところを撮影できたとのこと、やはり訪花する姿が一番女神様らしいので花類の開花を待ってリベンジを試みることにしました。ウーン、いつ行こうか・・・

⇒ 参考 蝶百科図鑑 ギフチョウ

↓ 飛び回るためのエネルギー補給が心配

↓ 2頭、3頭、4頭での鬼ごっこ

↓ 地面にとまっている個体に突撃

↓ にらみ合い

↓ しばらくもつれあった後に離散

 

コメントする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

アップロードファイルの最大サイズ: 10 MB。 画像 をアップロードできます。 ここにファイルをドロップ