今年初 アサギマダラ
高尾山のオマケの続きは、いつ見ても優雅なアサギマダラ mats
突然アサギマダラが現れました。この時期、いてもおかしくないのですが黒っぽいアゲハばかり見ているとびっくりします。秋には沖縄から台湾方面まで大きな「渡り」をすることが知られていて、その生活史の実態を調査するため捕獲して翅にマジックで時と場所を書いてまた放すという「マーキング」が行われています。マダラチョウ類は身近にはこのアサギマダラだけですが、沖縄方面にはいくつものマダラチョウが生息しています。このアサギマダラを含めいずれも幼虫時代に毒草を食し(アサギマダラの場合はキジョラン)成虫の蝶になってもその毒素を保っているため、食べた鳥は嘔吐してその学習効果から二度とマダラチョウを食べないとされています(全ての鳥が一回ずつ食べるとすると蝶も壊滅的打撃を受けるようなな気がします、遺伝子に危険信号が埋め込まれるならともかく。いつもこの説明は腑に落ちません・・・)。3枚目以下に 同じアサギマダラの名を持つリュウキュウアサギマダラを含め昨年訪れた石垣島で撮影したマダラチョウをいくつか紹介します。同様に全て毒蝶ですが、触れても人間に被害があるわけではありません。ただし、食べた人の話は聞いたことがないので食べちゃだめですよ!
参考 蝶百科図鑑 アサギマダラ
↑ リュウキュウアサギマダラ ↓ ツマムラサキマダラ
↑ オオゴマダラ(日本最大の蝶とされ、沖縄県の蝶に指定。宮古島市、石垣市ほかでも指定) ↓ スジグロカバマダラ