高尾山山頂 ここにもいたアカボシゴマダラ

高尾山山頂で午後3時を過ぎて、スミナガシとほぼ同じ頃にアカボシゴマダラも出現しテリトリーを張っていましたが、スミナガシの縄張りに侵入して追っ払われるシーンを何度も目撃しました。これはもともとの日本の蝶ではなく人為的に中国からマニアが持ち帰って放蝶したことによりこの20年ほどで関東一帯で爆発的に増えた中国亜種です。唯一日本産のアカボシゴマダラは奄美大島周辺に生息する別亜種ですが、国際自然保護連合(IUCN)が作成した絶滅のおそれのある野生生物のリストの中で「準絶滅危惧」の部類に属しています。一方、写真の中国由来のアカボシゴマダラは、環境省により問題を引き起こす海外起源の外来生物として「特定外来生物」に指定され飼養、輸入が規制されています。ただ、ハイム周辺や生田緑地でもあちこち飛んでいる現状を見ると、もはや打つ手はなさそうな気がします。

mats 参考 蝶百科図鑑 アカボシゴマダラ

コメントする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

アップロードファイルの最大サイズ: 10 MB。 画像 をアップロードできます。 ここにファイルをドロップ