アイノミドリ開翅 信州遠征15 八ヶ岳山麓

天気が良くなってきたタイミングで残念ながら上高地を発って八ヶ岳山麓に移動したその翌朝、アイノミドリシジミに期待をかけます。 mats

早朝7時、天気は晴れ! ミズナラ林の中の広場で張りましたがまだアイノミドリの活動は始まりません。待つこと1時間近く、7:52 漸く最初の個体が活動スタンバイのような状態で現れそれから1.5時間ほど次々と現れたオスたちが自らのテリトリーを守るための占有行動を展開し、2~3頭がもつれあって回りながら飛翔する「卍巴」(まんじどもえ)も見られます。

高校2年の夏休みに生物研究部の研修旅行で初めて訪れた長野県、美ヶ原三城牧場付近から山頂の王ヶ頭(おうがとう)への早朝の登り道で目の前を金緑色に輝きながらクルクルっと旋回して下草にとまって開翅したのを見たのが初めてでしたがその強烈な印象は記憶中枢に焼き付いています。目の前で誇らしげに開かれた翅の美しさに息を呑むと共に初めて出会った時の衝撃が時空を越えて蘇ります。

⇒ 蝶百科図鑑 アイノミドリシジミ

↓ 7:52 そろそろ活動スタンバイ

↓ こちらからは青みがかった金緑色

↓ 光の方向によって微妙な変化を見せるのが構造色の特徴

↓ 食樹(幼虫時代)のミズナラ葉上

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